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──​そんな中で、尾形に依頼することになったきっかけは何だったんですか?

松井:

日本新聞協会で尾形さんの講演を聞いたのがきっかけです。メディア・エンタメ業界にかなり知見があり、また、お話も大変わかりやすかったんです。

最初は単発の勉強会を依頼しました。そこから、生成AI導入をサポートいただき、社内の各部署にどんな業務があり、どんな課題があるのかを徹底的にヒアリングしてもらいました。そこで優先順位をつけ、AI活用の方向性を整理していただき、実際のプロンプト作りや社内勉強会、ポリシー策定など、段階的に伴走してもらいました。AIありきではなく、課題に合わせて、デジタルツールの導入やオペレーション改革など最適な解決策をご提案頂けたことも大変ありがたかったです。

──知識ゼロの状態からのスタートだったとのことですが、最初の導入はどうでしたか?

松井:

とても分かりやすく、丁寧に教えていただきました。 「まず高度なシステムを入れろ」という提案をしてくる方もいる中で、尾形さんは「本当に必要なものは何か」という視点で一緒に考えてくれるんです。教えて終わりではなく、一緒に学びながら、社内のスキルを高めていく伴走スタイルだったので、特に不安もなくスムーズに導入できました。

──継続してご支援をお願いしている決め手は何だったのでしょうか?

 

松井:

誠実なお人柄、レスポンスの速さ、そして「自社で考え、育むことが大事」という考え方でしょうか。尾形さんは知見の深さだけでなく、想像力がすごいんですよ。こちらが何に困っているのかを常に考えてくださり、事情を非常によく察してくれるので、提案が本当に充実しています。

今では、生成AIに限らず、広告部門や新規事業部など、関わっていただく部署が広がっていまして、みなが尾形さんを求めています。一度尾形さんと関わった人はみんな「尾形さんファン」になっちゃうんです(笑)。

「本当に人の役に立ちたい」という思いがまっすぐに伝わり、大変謙虚ですし、社内のみんなが感謝をしております。

Pink Poppy Flowers

Client Interview #3 高知新聞社

創業120年の挑戦。生成AIでつなぐ

AIキャラバン事業の成功とこれからの未来

松井久美様

メディア事業局

局総務(紙面編集・デザイン担当)

創業120年、地域に情報を届け続けてきた高知新聞社。時代の変化に向き合い、生成AIという新たな挑戦を始めました。

情報をつなぎ、県民をつなぎ、地域をつなぐ──

その挑戦を支えたHARU代表・尾形をパートナーに選んだ理由、そしてこれからの挑戦に迫ります。

【目次】

  • 創業120年の新聞社。なぜ生成AIを導入したのか?

  •  一緒に学び、伴走してくれる存在──尾形に依頼を決めた理由

  • 社内に芽生えた、“自分たちで考える力”──1年半の伴走が生んだ社内の変化

  • 生成AIが拓いたのは、効率化の先にある“県民・地域社会のつながり”

  • 事実を届け、地域をつなぐ。──これからの挑戦と、高知新聞が目指す未来

Pink Poppy Flowers

1. 創業120年の新聞社。なぜ生成AIを導入したのか?

──生成AIの活用を決めた背景を教えてください。

 

松井:社内の課題として、AI技術をどう業務効率化に活かすかという問題がありました。生成AIは当時から話題になっていましたが、具体的に何の業務にどう活用できるのか、新聞社としてリスクにどのように対処するべきか、なかなか見えていなかったんです。

新聞社である以上、データ流出や著作権の問題もあるので、非常に慎重になりましたね。漠然とした不安を抱えながらも、何か良い方法はないかと模索していました。

2. 一緒に学び、伴走してくれる存在 - 尾形に依頼を決めた理由

3. 社内に芽生えた、“自分たちで考える力”──1年半の伴走が生んだ変化

──​尾形の伴走の中で、どんな具体的な成果が生まれましたか?

松井:

実務的なプロンプト作成の支援や勉強会、わかりやすい資料化・社内共有を通じて、社員が「改善したい業務課題に対して、最適なプロンプトを考えられるスキル」が身についた社員も増えてきたようです。これによって、社内でAI活用の共通認識が広がり、スムーズに業務に取り組めるようになってきたと思います。

──社内で共通の認識を持つことってなかなか大変ですよね。

松井:

そうなんです。特にそれが初めての試みであることほど、共通認識を持つのが簡単なようでとても難しいです。その過程を一緒に考え、支えてくださったからこそ実現できたことだと思います。尾形さんの作成してくれる資料は特に役立っていて、知見を非常にわかりやすく文書化してくれるんです。単に外から答えを与えるのではなく、一緒に考え、一緒に作り上げてきたからこそ、社内で浸透が進んでいるように感じます。今でも質問があれば、すぐに対応いただき解決してくださるので、私たちにとって本当に心強い存在です。

4. 生成AIが拓いたのは、効率化の先にある“県民・地域社会のつながり”

──生成AI活用は、高知新聞社にとってどんな意味を持ちましたか?

松井:

業務効率化はもちろんですが、それ以上に「つながり」を生む力を強く感じています。
私たちにとって大きな前進となったのが、創刊120周年を記念して実施した「地域ふれあいキャラバン いっしょにAIを学ぼう」という事業です。

この取り組みでは、県内5か所を巡り、小規模な自治体や企業の方々に生成AIのデモを体験していただきました。高知では特に人手不足が深刻な課題の一つです。その解決策の一つとして、これからのビジネス開発において生成AIは避けて通れない存在です。

キャラバン事業では、尾形さんに現地で講演やデモを行っていただき、生成AIの入口として、ChatGPTに実際に触れながら、出力の精度を高めるコツやリスク対策の基本を学びました。

──参加者の皆様からの反響はいかがでしたか?

松井:

「新しい可能性が見えた」「前向きな気持ちになれた」といった前向きなお声をたくさんいただきました。こうした取り組みは、私たちの経営理念である「県民とつながり、県民の幸せを追求する」にも深く結びついており、理念を具体的な形に落とし込めた一つの例だと感じています。

生成AIは単なる業務効率化の手段にとどまらず、「つなぐ」を実現する新たな手段でもあると考えています。

5. 事実を届け、地域をつなぐ。これからの挑戦と、高知新聞が目指す未来

──最後に、これからの挑戦を教えてください。

松井:

高知新聞は、地域に根ざした報道機関として、事実の積み重ねによる確かな情報を発信し続けることが使命だと考えています。同時に、情報を通じて人と人をつなぎ、地域をつなぎ、そしてまちを次世代へとつないでいくことも、私たちの大切な役割です。生成AIは、その挑戦を支える新たな手段の1つ。

これからも尾形さんとともに、地域の声に耳を傾けながら、高知新聞社だからこそ届けられる価値を、一つひとつ積み重ねていきたいと考えています。

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