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Client Interview #4 フェローズ

「共創で切り拓く、クリエイティブ業界のAI活用」

——取締役が語る、研修現場で見えたAI時代のクリエイター像

寺田 雄一様

取締役

ヒューマンリソースディベロップメントグループ

2003年の設立以来、クリエイター専門の人材マネジメント会社として20年以上。6万人を超える登録クリエイターと全国15拠点で業界を支えてきた同社は、近年、教育事業・企業研修にも力を注いでいます。その中で、加速するAIの波。現場で求められるのは単なる知識ではなく、「生きた知識」でした。その生成AI研修パートナーとして選ばれたのがHARU代表・尾形です。今回、取締役の寺田氏に、研修の導入背景や研修現場での変化、そして“共創”の価値について伺いました。

【目次】

  • クリエイターの未来を支える──研修事業にかける想い

  • なぜ今、生成AI研修が必要なのかー業界のリアルな課題

  • 見えづらい企業研修の価値──HARUの研修が絶賛される3つの強み

  • 部長も認めた、尾形さんの「共創」で生まれる現場の変化

  • 生成AIで広がる、クリエイターの可能性 ─ HARUと挑む次の一歩

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1. クリエイターの未来を支える──研修事業にかける想い

──まず御社の事業について、教えてください。

寺田:

私たちは、2003年設立のクリエイター専門の人材マネジメント会社です。
「Creator's Life with FELLOWS」というスローガンのもと、映像・Web・グラフィック・ゲーム・アニメ・空間・プロダクトなど幅広い分野のクリエイターに仕事を紹介し、これまでに6万人以上にご登録いただきました。

ここ10年ほどは、クリエイターのスキルアップや学びの場を提供する教育事業にも力を入れています。そのなかで「企業研修をやってほしい」というお声を受け、教育事業で蓄積されたカリキュラムを企業研修にも応用するようになりました。私は、その企業研修事業の取締役を務めています。

2. なぜ今、生成AI研修が必要なのかー業界のリアルな課題

──​生成AIを導入しようと思ったきっかけは何ですか?

寺田

ChatGPTの公開が始まった2年ほど前から、生成AIに関するお問い合わせが一気に増えました。クリエイティブ業界において、AIは大変重要なテーマです。そのニーズにどう応えていくべきか模索していたとき、セミナーで登壇されていた尾形さん(HARU代表)のお話を聞く機会がありました。内容のわかりやすさや、弊社との親和性の高さに強く惹かれ、ぜひ講師をお願いしたいと思ったのがきっかけです。

──尾形を講師として迎えた決め手は何だったのでしょうか?

寺田

決め手は「クリエイター心」がわかる方だということです。尾形さんは、Accentureでメディア領域のコンサルティングを担当し、海外のスタートアップからNetflixまで現場業務にも深く関わってこられた方です。

そうした豊富な知見に加え、説明の内容も非常に整理されており、実践的です。この方ならクリエイター目線で研修をしていただけると確信しました。

私たちは常に「クリエイターのために何ができるか」を考えている会社です。クリエイターがどんな悩みを抱え、どこでつまづきやすいのか。悩みや疑問にしっかり寄り添い、適切に解決へと導ける講師を求めていました。尾形さんは、まさにその稀有な存在だと感じています。

3. 見えづらい企業研修の価値──尾形の研修が絶賛される3つの強み

──企業研修は、成果が見えづらく導入が難しいとも聞きます。

寺田:

そうなんです。研修は企業にとって「投資」です。費用も時間もかかりますし、1回実施しただけでは効果が見えにくいもの。だからこそ、なかなか評価されにくいのが現実です。しかし、尾形さんの生成AI研修は、「やってよかった」「効果が実感できた」と、多くの企業様から高い評価をいただいています。

──なぜ、評価されているのでしょうか?研修スタイルに秘密があるのでしょうか?

寺田

尾形さんの研修スタイルには、大きく3つの特徴があると感じています。
まず1つ目は、「生きた知識」を提供してくれること。
一般的なAIの知識を一方的に話すのではなく、実務ベースで企業ごとにカスタマイズされた研修を行います。各企業の業務に即した課題を取り上げ、実際の業務の中で学び、疑問をその場で解決していく。だからこそ、ただの学び終わらず「生きた知識」となり、目に見える形で投資対効果が実感できるのです。

──実践型だと定着率も大きく変わってきそうですね。2つ目、3つ目は何でしょうか。

寺田

2つ目は、「共創」の力です。
研修準備への姿勢が他とは全く違います。多くの講師は一方的にカリキュラムを組みますが、尾形さんは事前に企業の課題や悩みを深くヒアリングし、時には社員の声を直接聞いたりして、一緒に目標を設定し、一緒に研修内容を作りあげていきます。その親身さが、研修の質を飛躍的に高めますし、企業側としても「これだけ丁寧に寄り添ってくれるのか」と研修に対する姿勢も大きく変わってきます。

そして3つ目は、「想像力」です。
「研修・実践 → 質疑応答 → 実践」というサイクルが、スキル定着のためには大切です。受講生がどこで悩み、どこでつまづいているのか、先回りして想像し、寄り添うことで研修の成果が大きく変わります。単に知識を教えるのではなく、受講者が自走できる力を育ててくれる。

この3つが、尾形さんの研修が多くの企業から評価される理由だと感じています。

3. 部長も認めた、尾形の「共創」で生まれる現場の変化

──印象に残っている研修エピソードはありますか?

寺田

はい。某テレビ局系の映像パッケージを提供する会社様から「AI研修プログラムを作れる講師を探している」と相談を受けたことがありました。その部長さんがかなりAIに精通している方でして、同じレベルで対話ができ、クリエイター視点でプログラムを提案できる人を求めていたのです。

正直、その条件を満たせる方はなかなかいなかったようです。しかし、尾形さんは見事に応えてくれました。尾形さんの提案に対して「そうそう、これが欲しかった」とおっしゃっていましたね。今でも、その企業様で継続的にAI研修の講師をされており、信頼の厚さが伺えます。

──それはすごいですね。やはり尾形の「共創」の力によるものでしょうか。

寺田

はい。相手がやりたいワークショップの意図を的確に汲み取り、提案し、一緒に作り上げていく。その力は圧倒的です。そして、教える力の高さも際立っています。

尾形さんの経歴、日々のインプット、想像力。そして、誰もが安心・信頼できるお人柄。そのプロセスを間近で見ていて、我々も非常に多くの学びがあります。

──「共創」この言葉がキーワードになりそうです。

寺田

はい。「共に創る」これが尾形さんの大きな魅力だと思います。実は、日曜に夜中2時まで、尾形さんと次の研修の準備をしていたんですよ。休日の深夜に(笑)。突如研修を依頼されまして、かなりタイトなスケジュールだったのですが、快く引き受けてくださいました。このように柔軟に応えてくださいますし、何より「どうすればクリエイターの皆さんがさらにスキルアップして、活躍できるか」と、同じ目標に心から向き合ってくださいます。クリエイターを第一に考えてくれるんですね。

 

さらに、そのようなタイトなスケジュールでも、スケジュールに遅れがでることはなく、きちんと進行してくださります。本当に安心感がありますし、心から信頼できる方です。

5.  生成AIで、クリエイターの可能性を広げる未来へ 

──クリエイターと生成AIの関わりについて、どうお考えですか?

寺田:

正直、クリエイター業界は生成AIの活用において、立ち遅れていると感じています。AIで動画を作成したり、イラストを描いたり、AIが多くのクリエイティブに活用されるようになってきて、「AIはクリエイターの仕事を奪うもの」といったイメージもあるんです。

 

そんなイメージを払拭していきたいと強く思っています。以前はAIの精度も低く、なかなか上手に活用できない場面がほとんどでした。しかしここ数年で精度は大きく向上し、AIを活用することで、より高いクオリティのアウトプットが期待できるようになりました。今や、AIを活用しないと競争に勝ち残れない時代にもなりつつあります。

 

だからこそ、研修を通じて実際に手を動かし、AIの可能性や重要性を体感してもらうことが大切だと思っています。「クリエイター✖️AI」でこれまで以上にクリエイターが活躍できる時代をつくりたい。クリエイティブ産業をさらに活発に発展させていくために挑戦していきます。
 

それを、尾形さんと一緒に実現していきたいですね。

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